諏訪湖の撮り方で画角をもう一度考えてみた
大ヒットしたあの映画。Amazonプライムにも来ていたので見てみました。やっぱりおもしろかったです。映画や音楽はいくつになっても、その舞台にタイムスリップさせてくれるのでいいですよね。
立石公園行ってきました。本当は昼間に行きたかったのですが間に合わず夜。
こういう場所は超広角レンズがないと全て収めることはできません。
でもどうですか?全部写っているだけで、なんか「ふーん、きれいな景色だね」って感想しかなかったりしません?
ほんとに広角レンズは難しいです。多分理由は、広い場所を広角レンズですべて収めようとしている私の浅い考えが写真に出ているんだと思います。これはただの記録であり、あとでアルバムを見返しても何も思わないことが多いです。パンフレットなどの説明写真に適している感じですね。
広いところを広角で撮るから工夫が無くて、狭いところを広角で撮るのが正しい気がしています。望遠もそうですよね。遠いところを望遠で撮るのではなく、近いところを望遠で撮ることで圧縮効果が生まれ、目を引く写真になると感じています。
50㎜で撮ったもの。
別に何かを工夫して撮ったわけではないですが、こっちの方が「おっ」ってなりません?やっぱり標準と呼ばれる焦点距離の理由はあると思います。展望台が公園になっていることがわかり、そこから湖の周りの夜景を撮りたかったんだなって伝わりません?
上をトリミングしただけですが、90㎜の感じです。
夜景がクローズアップされ、写真の伝えたいことはさらに明確になりました。作品としてはこちらなんでしょうね。夜景と後ろの山肌が作品感を出している気がします。ただ趣味の写真としてはどうでしょう。今、どこにいて、どこから撮ってるかまったくわからないですよね。これは例えば10年後見返したとき、当時を何も思い出せない写真になってしまいます。絵は明確で綺麗なんですけどね。
どう感じたでしょうか?
私が50㎜を好きな理由はこれです。「あまり深く考えなくても必要な情報が撮れ、余計なものが消える画角」、それが50㎜だと思います。
困ったら50㎜で撮ってみるのはいかがでしょうか?