一億のあいつ ~GFX100S~
私がカメラを選ぶとき一番重要な要素は「軽いこと」。軽いことを軸にそこから様々な要素を加味し選択していく。解像度など二の次だったのだ。そう、Leicaを買うまでは。
Leicaを買ったのは解像度のためではない。だが、Leicaの圧倒的解像力を前にわくわくしている自分が今いるのだ。
試さなきゃいけない。
国産最高の高解像を。
そう1億のあいつ。
そんなわけで六本木へやってきた。
「すみません。メモリーカードを持ってきたんですけど、家で写真を比較してみたいのでデータ持って帰っても大丈夫でしょうか?」
「申し訳ございません。このGFX100Fは試作機のためデータの持ち帰りができないんですよ。GFX50SIIなら大丈夫です」
な、なんだとー
あきらめきれない私は、そのまま新宿まで歩いた。*1
「すみませーん。メモr・・・以下略」
「はい、もちろんどうぞ」
「フルサイズ換算50㎜のレンズで比較したいので、GF63mmに交換してもらうことはできるでしょうか?」
「はい、よろこんで」
本当に北村写真機店は親切なお店なのでカメラ買うときはやっぱりここになっちゃいますね。ネットにない中古レンズもここに来たら結構ありますよ。
どうでしょう?
色の出し方の違いはあれど、圧縮すると差はあまりわからないですかね?
ボケはどうだろう。互角かな?
立体感のある表現のLeicaに対して、やさしい表現のFUJIFILMって感じですかね。
拡大すると差がわかりますね。GFX100Sはレンズボディの凹凸をしっかり描写している。M11はすこしつぶれているし、ゴムの立体感にも差がありますね。ただ思ったほど差が出ませんでした。
室内近影だと差が出づらいことがわかりました。やはり屋外撮影、夜景撮影を比較しないと中判の真の実力はわからなさそうです。
まだGFマウントの歴史は浅いですし。今後の進化が楽しみですね。
*1:歩いた理由はこれだけのために新宿行くのはくやしいので、表参道→原宿→新宿と歩きたかったんだと自分に理由をつけました。